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経営日誌

経営者と自由

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経営者と自由

サラリーマンでなく経営者なら、周りに縛られず自由で、すべて自分で決められるとか、周りに頭を下げなくていいとか、そういったことを思って起業する人がいるらしいが、想像力があまりに欠如していると思う。

 起業したばかりでは信用がないから、取引してくれないといったことや人が集まらない(人を雇いたくても雇えない)といったことも普通だったりするわけで、それを自由と呼べるか甚だ疑問だ。自分で決められないからそうなっているわけだ。取引してもらうために頭を下げる必要も出てくる。
 そもそも自分で決められるのではなく、多くのことを自分で決めないといけなくなるのだ。しかも、自分が決めたいようなことは。より力の強い相手が決めてくる。
 
 自由が欲しいのであれば、別に起業しなくてもサラリーマンでも獲得することができる。
 その会社になくてはならない存在になれたなら、会社はわがままを許してくれる。成果さえ出してくれれば問題行為を見て見ぬふりしてくれる会社はたくさんある。

 起業して自由を手に入れようとするなら、頭を使って業界やターゲットを絞り込んだりしないといけないし、業界やターゲットの予測し続けないといけない。
 予測を間違えば簡単に自由を失うこともある。参入する業界によっては初めに借金をしなくてはいけないこともあるわけで、自由どころか借金だけ残るケースだってある。

 よくテレビや雑誌で儲かっている起業家の紹介があるが、その人たちの30年後を想像してみるべきだ。30年前に儲かっていると紹介された起業家たちの何%が今まだ生き残っているのか。

 自由はどこかにあるとか、経営者のような一定の立場にいる人間たちしか手に入れられないものではなく、どこにだってあるのだ。
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